2005年開幕三連戦の第三戦。第一戦、第二戦と連敗の上海金鷹隊。今日負ければ
はやくも今シーズンの天津戦の勝ち越しの可能性がなくなる(各チーム三試合づつ
計六試合のホームアンドアウェイ方式のため)。天気は快晴。今日こそ上海の空に
鷹が舞うか。

  

 試合開始が9時と聞いて球場へ向かったのだが、実際には10時半開始。球場には人っ
子ひとりいません(正確には運営会社の人がひとりだけいた)。それにもまして意外
なのは、試合開始一時間半まえというのにグラウンドで練習をする選手がひとりもいな
いこと。日本であればホームチームは4時間まえに練習開始。この球場、ベンチ裏通路
もロッカールームもないから4時間前は無理としても1時間半前ぐらいには…。
 すこしたって天津隊の選手が到着。すぐにアップ、キャッチボールをはじめる。さら
におくれて上海隊が到着。しかしこちらはなかなかグラウンドに出ない。もう一時間前
だというのにベンチ内やベンチ前でしゃべっている。せめてランニングとかストレッチ
とかしないのか。ああ、こりゃ勝てねえや、と正直思いました。ここにくるまえにどこ
かでアップしてからきてるっていうんならいいんですがね。

  

 国家斉唱ののち試合開始。

 上海先発は張力。国家青年隊
(ユースチーム)にも選ばれて
いる若手投手。

 天津先発は呂建剛…去年も現
場で見た投手です。すばらしい
速球とカーブを持っている。今
日も苦戦の予感。

 

↓両チーム先発投手
  

 張力は初回一死から四球で走者を出すも牽制で刺し無失点。二回も先頭打者にヒットを
打たれ、二塁まで送られたが後続を断ち無失点。天津・呂も好投。相変わらずの快速球と
カーブ。しかし上海も手も足も出ずにやられた去年とはちがった。初回二番毛迪が三遊間
を抜くヒットで出塁し、さらに盗塁で呂をゆさぶる。呂はランナーを出してからセットポ
ジションでのピッチングが安定ぜず、変化球が決まらずに苦しんだ。結局は凡打でうちと
り無失点で切り抜けたが、上海がつけこむ可能性も見せた。しかし二回は速球と変化球が
さえる本来のピッチング。ランナーを出してゆさぶる以前にランナーが出ない。二三振を
含む三者凡退。

 張力もがんばって投げていたが、3回、先頭打者をヒットで出し、その後2人をうちと
る間に走者は三進。四球のあとワイルドピッチで先制をゆるしてしまう。

 ↑今日のベストショット…ですがこの直後に暴投で一点をゆるします…。

 4回は2アウトをとってから七、八、九番の連続ヒットで1失点。一旦点をとられだす
ととまらないのは去年から変わらず。5回は先頭打者から二連打。今日四番の捕手・任民
が一塁手にとらせる絶妙のバントで送り二三塁。そしてここからがいけない。まずショー
トゴロでホームに向かった三塁走者を刺そうとした結果が野選となり失点、次打者は2
ボールとなったところで敬遠。ここでピッチャーを交代(張海峰)したものの流れはとま
らず、ワイルドピッチで失点。二死後今度はパスボール。これは点につながらなかったが、
たてつづけのバッテリーエラーは不安を誘うには十分だった。

 6回もバントヒット、盗塁などでゆさぶられ、エラーも出たが、ショート張玉峰(私見
では上海でもっともいい選手)のファインプレーによるダブルプレーなどもありなんとか
無失点。
 そして7回、先頭打者が二塁打で出塁、またしてもピンチを背負う。しかしここで意外な
ねばり、センターフライで一死、サードゴロで二死、三塁走者は釘づけ。おっ、上海もなか
なかやるじゃないか、と思った…ところで三塁打をくらい1失点。さらに八番劉軍がセン
ター前にクリーンヒット。この劉軍は次打者の時牽制にさそいだされてアウトとなるが、な
んともいただけない、そしてくやまれる二死からの二失点。

  

 

 呂はここでお役御免。7回のマウンドには左腕・苗月秋がのぼる。
なんだか風流な名前ですね。
 しかし名前とは裏腹に(?)でかい!

 なにはともあれこれをきっかけにすこしは反撃に転じられるのか、
上海隊。

 と、この回先頭二番毛迪がセカンドの頭上を越えるヒット。二死後
五番陸晨がサード右を破るヒット!ツーアウトながら一二塁に。

  
 

 しかしここでタイムがかかる。強風で外野フェンスの広告のカバーが
おりてしまったのです。カバーをどけようとする係員とライト劉志成(選手かよ!!)。
スポンサーはだいじにしなくちゃ、客はほとんどいないんだから(40人ぐらい?)。

 これで水をさされたのかどうか?六番李鵬は初球を打ち上げてサードファールフライにおわる。

 八回は上海もピッチャー交代。右腕・張俊。

 

 そして三番楊国風の左中間ツーベースで一点。さらに得点にはつながらなかったものの、
またもバッテリーエラー(ワイルドピッチ)。

 

 八回裏、天津隊はキャッチャーも交代。ベテラン任民おつかれ。どうせなら呂と一緒に
バッテリーごとかえりゃいいのにね。七番からの攻撃。四壊球でひとり出塁も、あとはあっ
さり凡退。無得点。
 九回表は張俊もふんばり、このゲーム4回目の無失点イニング、初の(!)三者凡退イニ
ングに。

 九回裏、一点ぐらいはとれよ、上海。
 二番からの攻撃。毛迪はファールでねばってカウント3−2までもちこんでからファースト
ファールフライ。三番陳磊は1−1からサード右をぬくヒット。四番瞿巍峰はライトフライ。
これでツーアウト。五番陸晨の打球がセカンド上方にあがり、万事休す…と思いきやなんと
セカンドとライトの間に落ちてヒットに。
  
 

 しかし李鵬は二球目を打ち上げてライトフライ。試合終了。

 上海隊開幕三連敗。今シーズンも前途多難か…。

 SH 000000000 0
 TJ 001130210 8

 結果ももちろん一方的でしたが、それ以上にゲーム運び、ゲーム内容がよくない。負けるべく
して負けた、という感じがします。上海隊はバントがことごとく失敗。天津隊はきれいなバント
をきめていました。バントの練習すれば勝てる、というのではない。バントができないのならす
るな、できるならやれ、ということなのです。変化球を投げるのはいいけれど、コントロールで
きずにバッテリーエラー続出。挙句ストレートも決まらなくなる。やろうとしていることとやっ
ていることが全然つりあっていないのです。上海隊の勝ちゲームはいつになったら見られるのだ
ろう。
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