三星ライオンズ−チャイナスターズ


 11月11日、大会二日目、第一試合です。昨日のゲームでも書きましたが、平日午前11時
開始とはいえ…いくらなんでも…

 
  このありさまは…………

 
  そのまま式典に突入。日本がアジアの野球発展のために先頭に立って引っ張ろうという
気があるのなら、来年以降はこの状況をなんとかすべくもうすこし考えてください。ま、お
かげで自分の声が間違いなく選手にとどいてることはわかったけどな(なにしろわたしがさ
けぶとその声がドーム内にうわんうわん響きわたるんですからね…)。

 一回、チャイナがいきなりチャンス。一番侯鳳連がセカンドの頭上をこえるテキサスヒット、
二番が絶妙な送りバントをみせたかと思いきや、打者走者がラインの内側を走り、送球妨害を
とられ一死になるものの、三番陳哲がライト前ヒット。一死一三塁で、今シリーズまだヒット
のない四番張玉峰が登場する。

 

 しかし張玉峰は三振、五番王偉はショートゴロで絶好の機会を逸してしまう。

 サムソン先発田炳浩はこれで立ちなおったのか(それともチャイナスターズが気勢をそがれた
のか?)、2回以降はストレートとカーブを織りまぜたピッチングでチャイナ打線に的をしぼら
せない。ストレートは速くても130キロだが、それに100キロ前後のカーブを多投すれば打ち気に
はやるチャイナ打線を翻弄するには十分だった。チャイナも3回に侯鳳連の二打席連続となる
ヒット、4回には王偉のレフト前ヒット、といづれも一死からの走者をだすものの、後続にヒッ
トが出ない。4回などはヒットの王偉以外は三者すべて三振である。

 

 
 チャイナの先発投手は頼国鈞(広東)。以前にも中国代表チームに
選出されて国際大会に出た経験のある投手だが、この日の調子はとて
もじゃないが、良いなんて言えたものじゃなかった。

            【一塁にランナーを背負う、チャイナ先発・頼国鈞】→

 四球は出すわ、ヒットは打たれるわで常にランナーを背負うピッチ
ング。初回には一死一三塁、二回は四球でランナーを出すものの併殺
で切り抜け、そのあとまたヒットと四球で二死満塁、三回も二死一三
塁、と毎回ピンチ。三回までに四球4、被安打3、投球数はなんと62。
それでも無失点なのが不思議。サムソン先発・田は三回まで38球、チャ
イナ打線の長打狙いの早打ちに助けられているのがよくわかる。
 四回表まで0対0のゲームだが、チャイナ側はいっぱいいっぱい、サ
ムソン側は守備はいいものの、打撃方面でせっかくもらったチャンスを
ぎりぎりでのがしている、といった展開。要するに明らかにチャイナが
おされているゲームである。

 四回表、先頭の七番・金大益がファールでねばって9球目、四球で出塁。その後送りバント、
また四球で一死一二塁とまたもピンチ。一番・趙東賛ショートフライで二死までこぎつけるもの
の、二番・金鍾勳にでゴロでセンターまえにはこばれ、ついにサムソンが2点を先制する。これ
まで無得点だったほうがおかしい。

 
 

 さらに三番・朴漢伊がライト線をやぶる三塁打、3点目をいれた。
 

 ついに均衡がやぶれた…というべきところだが、これまでのゲーム内容を考えればむべなるかな
といったところ。むしろ3点ですんでよかった…?

 そしてやっぱり…それだけですむはずがなかったのです。

 5回表のチャイナの攻撃は八番から。あっさり三者凡退、田投手の投球数は8球。まさにあっさり。
 5回裏サムソンの攻撃。一死から朴鎭萬の三塁ベース直撃ヒット(記録はレフトまえ)、金大益の
ライト前ヒットで一三塁。

 八番陳甲龍はショートフライにたおれるものの、九番金在杰が右中間をやぶるツーベースヒット、
2点を追加した。それだけではおわらず、一番にかえって趙東賛。ここまでヒットはないものの、一番
打者らしからぬ(?)フルスイングで強烈なファールを打っており、あたればただではすまない雰囲気
をかもしだしていた。そしてこの第四打席。2ボールからの3球目をたたいたあたりは左中間を深々と
やぶるタイムリーツーベース。さらに1点を追加し、これで6−0。ワンサイドゲームの気配が漂う。

 

 チャイナもそろそろ反撃、というよりアジアシリーズ初得点を…。

 6回先頭の劉広標がレフトオーバーのツーベースヒット。ここでサムソン守備陣がこのゲームはじめ
てマウンドに集まる。
 
 そしてここまで無失点の田をすっぱりとかえて朴石鎭を送る。
 三四番が凡退して二死。張玉峰はこれでこのゲーム三打席連続三振。
 しかし五番王偉がセカンドへの内野安打でランナー一三塁に。サムソン側は再度タイムで間をとる。チャ
イナ側は勝負に出る。右横手投げの朴に対し、左打者・楊国剛を代打におくる。楊は中国リーグでは天津の
主力打者。そもそもなぜ先発じゃなかったんだ、という気もするが…。
 
 

 その楊国剛、1ストライク後の
2球目をたたく。決してよいあた
りではないが、たたきつけられて
高くはずんだ打球は一塁手の頭上
をこえてライトまえへ。

 まず三塁ランナー劉広標が生還、
そして一塁から王偉が長駆生還、
ようやく2点をかえした。そして
これがチャイナスターズの今シリー
ズ初得点!記念にしよう。
 打った楊国剛もセカンドに到達
した。

 
 さらに7番林暁帆もつづいてヒットを放ち楊が生還、チャイナの得点は三点となった。

 

 6−3となり迎えた6回裏。このまま
3点差でいければチャイナスターズにも
まだチャンスのある、おもしろいゲーム
になるかもしれない。
 ここでチャイナは球数の多くなってい

た先発・頼をおろし、左腕・卜濤(背番
号21)を投入する。

 

 

 

 ところがこの卜が制球に苦しむ。
 先頭打者はなんとか三振にうちとっ
たものの、次打者・四番の金翰秀には
レフトまえにヒットをうたれ、さらに
これをレフト李良が後逸して金を二塁
までいかせてしまう。2死からバッテ
リーは右打者との勝負を避け、敬遠。

 

【←6番朴(背番号7)を敬遠】

 

 

 2死二三塁の場面でサムスンは右打
ちの朴種皓を代打に送る。チャイナバッ
テリー、こんどは勝負に行くが、カウ
ントを悪くして結局あるかせて満塁。

【←サムスン、二死満塁の場面】

 しかし、8番陳甲龍は打ち急いでし
まったのか、カウント2−1からサー
ドゴロで3アウト。サムスンはふたた
びつきはなすチャンスを逸した。ここ
に乗じてチャイナが得点をうばえれば
終盤もりあがりそうだが…? 

 

 

 7回のチャイナは9番、1番、2番と三者凡退に
おわる。

 その裏、一死三塁の好機をつかむものの、ペース
をとりもどした卜のまえに無得点におわったサムスン
はここで投手交代。任洞珪がマウンドに。

 8回のチャイナ。4番の張玉峰がようやく今大会初
ヒットをはなつ。レフトまえへのクリーンヒット。さ
らに一死二三塁までせめたてたが、あとがつづかず無
得点。

 

 

 
 8回裏サムスン。チャイナは三番手・李帥を投入するがこれが裏目に…。 inserted by FC2 system